ワイン仲間がライブに来てくれたので、久々にワイン会を主催した。

店はいつもお世話になっている代々木公園「ル・ボヌール」。ここに来て、シェフのお顔を見ると東京に帰ってきたと実感する。


ワイン会用のワインは半月以上前に送っておいたので状態は万全。ヤマトに、荷物を持ち出してからの配達時間を確認したら即答で、わずか30分とのこと。流石。

【ワインリスト】
☆パトリス・マルク 2010(店で)
○ピュリニーモンラッシェ フォラティエール 2007 / ソゼ
○ピュリニーモンラッシェ ペリエール 2007 / ソゼ
●シャトーデジャック ムーランナヴァン2005 / ルイジャド
●       〃      さらに小区画の畑 シャンドクール 2005
●ジュヴレシャンベルタン メ・ファヴォリット V.V. 2009  / アランビュルゲ
●シャンベルタン クロドベーズ 1997 / トマモワラール


こんな豪華なワイン会を、2007~2014年に計90回ぐらい、毎月主催して、古酒もバンバン開けていたが、今の高騰ぶりを見ると、あの頃が夢のようだ。仲間と共有した感動の一本一本は生涯の思い出。

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さて、同店の魚介尽くしのフレンチに合わせて、ソゼのピュリニーモンラッシェ2007畑比較からスタート。ブルゴーニュ白では一番好きな造り手かもしれない。

ウニの風味、甲殻類の出汁、人参ムースの甘味… 旨味濃厚で量もあるのにペロッといける軽やかな同店名物「ウニのカクテル」。大らかなフォラティエール2007と合わせて一同悦に入る。

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その前に旬の魚介の前菜盛合せも出た。鳥貝、シャコをはじめ、酢洗いして完全に臭味を消した鯵のマリネ、真子のカナッペ。ありえない原価率。難なくこなすペリエール恐るべし。2007は果実味と熟成感が好バランスで、今素晴らしい飲み頃。

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白アスパラと桜海老と車海老のヤバ旨ソース

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クリュボージョレの最高峰、シャトーデジャック2005は熟成してエロエロビーム炸裂。これブラインドだと、絶対ピノと間違うよ。筍とフォアグラ、蕗のソースで。

さらに小区画のシャンドクール2005はまだ若くて、次のジュヴレ畑名と互角レベル。ジャドはボーヌ白とシャトーデジャックが一番美味い。

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アランビュルゲはジュヴレで初めて感動した衝撃の造り手。2009は半信半疑でいたけどイイ!

ピノそっくりのシャトーデジャック2005だが比べてみると、ジュヴレの持つ弾力はなく直線的で、熟成シラーに近い事がよくわかる。ボジョレーの作柄はローヌを参考にしていて、だからこそ2005。

乳飲み仔羊の季節だけど、苦手な人がいて仔牛に。シャンベルタンには役不足だけど、しっとりとシルキーで美味。

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フォンダンショコラも濃厚ビターで甘さ控えめ。パトリスマルクのシャンパンも3年熟成後にデゴルジュで、ミレジムを2度見したほどのコク。シャルドネ80%とは!

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身体に負担のない料理を心がけているそうだが、同時にこれだけのワインに対応できるのが素晴らしい。大満足。

またこの料理を食べに来れるよう、いろいろ頑張ろうっと(^^♪

本当にご馳走様でした。