ポポーという珍しい果物を入手した。

これがそう。昨年は高貴な芳香を持つバラ科のカリンにハマったが、今年はこいつ。

この顔色の悪い芋の出来損ないみたいな風体から、思いもよらないトロピカルで複雑な香りを放っているのだから、もうそれだけでツカミOK!

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鼻を近づけると、まずがつんと来るのがマンゴーとパイナップルの香り。次にバナナやリンゴや洋梨、最後にマンダリンやピンクグレープフルーツ、そして残り香にバニラ。

まいった、もう完全にやられた…

昨日、怪しい物を持って匂いを嗅ぎながら歩いている女を見かけたとしたら、それ私ね。


この果物は、北米原産で明治頃に日本に持ち込まれたとか。ポーポー、アケビガキとも呼ばれている。

収穫後日持ちしないからか、人気は衰退したらしいが、近年、島根県美郷町が町おこしで復活させているようだ。

これを販売していたのが、無農薬無肥料の元気な野菜を自然食品店などに卸している阿倍野「ビオファ」という八百屋さん。

オーナーと少しお話できたが、想像していた通り信頼できそうな素敵な人だった。

阿倍野駅(天王寺駅)って、ゴミゴミしているイメージあるけど、キューズモールの裏は整備されたマンション群になっていて、その一角に店がある。

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ポポーが入荷したとHPで知った二日後だったので、手に持つと指跡がつくほど、完熟してポヨンポヨンに柔らかくなっていた。薄皮に包まれただけのか弱いポポーを、雛鳥のように大事に持ち帰った。

そしていよいよ、ポポー入刀。

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口に入れた第一印象はまず、マンゴーとアケビをミックスしたような味わい。

香りはマンゴーがより強いが、味は甘味が先行するアケビに近くて優しい。これほど完熟していなければ、少し柿にも似ている。

食感のインパクトがとにかく強烈。ねっとりとしたクリーム状だから、アメリカでカスタードアップルと言われているのも分かる。皮に近づくにつれ、バニラのニュアンスも出てくる。

カロリーと栄養価も高そう。一人半個で満足した。

ちなみに、アケビは恐らく食べたことない人が殆どだろう。

自分の場合は、近くの山から種が飛んできて、実家の庭に勝手に自生しているから何度も経験済だけど(笑)

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その他、ビオファで購入したのがこちら。およそ2kgあるロロンというカボチャや、ローカカオパウダーなど、わくわくする食材ばかり。

ピーマンを生で味見させてもらい、農薬は勿論、肥料を与えない野菜がどれだけ健康であるかを教えてもらった。

それにならって、ピーマンとズッキーニを生で調理。ピーマンは塩昆布と新生姜のたまり漬けと和え、鰹節と七味で。ズッキーニはワインビネガー、オリーブオイル、ニンニク、ミント、塩コショウでマリネ。

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ピーマン特有の苦味は皆無で、甘くてみずみずしい。ズッキーニもメロンみたい。美味しい!

これを機に、身体のために生食もバランスよく取り入れていきたい。

とりあえず、ポポーの種を意地でも発芽させてやる(笑)